日が変わってしまいましたね…。

19時より尊敬する達也さん主催の勉強会に参加していました。
http://www.h6.dion.ne.jp/~playpark/
今日のテーマは『ひきこもり』。
21時過ぎに終了し、更生保護のボランティアに新加入の男性と話し込んでいたら23時を過ぎていました。
1日に「テレビ東京「お金がなくても幸せライフ がんばれプアーズ!」という番組にそんなご夫婦が出演されていました。
素直に感動して涙した私です…。
ビンボーだけど、がんばっている人の生き様を紹介する番組です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/poors/index.html
以下、達也さんたちからその時のメールを転載許可を得たので紹介します。

現地取材収録の前に何度も電話で丁寧なやりとりがありました。
その後、スタッフさんたちが計5日間、たくさんの時間を掛けて、取材収録をしてくれました。
冒険遊び場たごっこパークの収録は丸々二日間、自分たちの出発から帰宅までお付き合いしてくれました。
うち一日は、テレビでおなじみの麻木久仁子さんがレポーターとして来てくださいました。
ただし、これまで取材を受けてきた報道番組ではなく、あくまでもバラエティ番組。
司会はお笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」さん。
スタジオゲストには、何人かの俳優さん、タレントさんが出演。
ですから、今までの報道番組と違って、制作側の企画があります。
企画に乗って作り込んでいくような番組ならお断りするという手もあります。
事実、これまでNHKなどいくつかの企画物をお断りしてきました。
でも、子どもの居場所がどんどん減少する中、無関心層にも発信したい。
だから、報道ではなくバラエティと手を組むこともありだとも考えていました。
お互いの意図や思いをどこで重ね合わせられるか。
カメラを回すのを止めてもらい、ディレクターさんと議論することもしばしば。
まさに取材中に子どもたちが日々抱える問題が発生することも何度か。
そんなこんなで取材は終わりました。
バラエティ番組という枠でどんな風に取り上げられることになるのか不安はあります。
でも、ディレクターさんたちと共に作り上げたという実感もあります。
帰京したディレクターさんから届いたメールの一部です(ご本人承諾)。
「想定していた以上の最高の物が撮れたと思っています。
お二人や子ども達と接したこの数日間は本当に色々考えさせられるものでした。
今の子ども達を取り巻く環境、発達障害不登校の子達に対する理解の少なさや、愛情の大切さなど…。
ただそれより大きかったのは“僕の仕事へのスタンス”です。
僕はジャーナリストでも記者でもなく、バラエティ番組のディレクターです。
『人が面白いと感じるものをつくる』のが仕事であり、『自分が伝えたいもの』をつくるのは間違っていると考えていました。
自分の感情をほぼ入れずにVTRにする、
心を入れずにVTRにして発信するというのが当たり前の作業になっていた気がします。
今までどこかで感じてた虚しさは、それが原因なんだと今回気付かされました。
自分が伝えたい物を伝えて何が悪いんだとさえ思うようになりました。
達也さんと美樹さんを見て思うのです。
『ああ、本当に幸せそうだな…』と。
アパートでの撮影で達也さんが はにかみながら“かっこいい言い方をすると”と照れ隠しの前置きした
『これが僕たちの生き様なんです』という言葉。
そしてそれに2度“うんうん”と頷く美樹さん。
とても印象に残っています。
数日間、本当にありがとうございました。」
何とも嬉しいメールをいただきました。
僕らがいつも目指していることですから。
子どもとは日々、とにかく向き合う。
かりそめの理解しかできないだろうけど、寄り添おうと心を込めて試行錯誤する。
そして、何とか、一人でも大人の意識を変える。
一人でも子どもに寄り添おうとする大人の輪を広げる。
数日間でしたが、(あぁ、ディレクターさん、時々刻々と仕事の領域を超え始めたなぁ)と感じていました。
もちろんいい意味で。
お互い、いい仕事をしたというよりは、まさに、いい生き様を数日間、重ね合わせられたと思います。
ただ、あくまでもバラエティ番組ですから、バラエティとしての作りはあることと思います。
でも、その向こう側にきっと滲み出るだろう、真剣な子どもの居場所づくりが表現されるだろうと期待もしています。
視聴可能な地域の方は、ぜひ、ご覧ください。

そんな達也さんに保護司の先生たちを前に先月24日に講演を頼みました。

その時の1枚です。(奥さんの美樹さん提供)

みんなが幸せになりますように…。
出勤許可が出た本日、職場のみんなに感謝、感謝、感謝でした。