壁を見つめて…。

去年の今頃、我が家の外装塗装が終盤を迎えていました。
余りの出来の素晴らしさに、それから暫くして内装も頼む事にしました。
我が家の一員となったゆきを業者の方々に紹介したのをついこの間の様に覚えています。
7月末のボディビル大会の終わる手前に、内装も綺麗にしてもらいました。
いつも一人暗くなるまで残って作業していたその方に、何度お礼を伝えた事か…。
最後の日には、家族で手を振りその方を見送りました…。
あれから数か月…。
本日、その会社の社長から喪中ハガキが届いたと仕事中の私に家内からメールがありました。
帰宅し、詳細を確認し胸が苦しくなりました…。
ハガキには弊社従業員の〇〇が…。
と、その方の死について記されていました…。
享年40歳。
交通事故だったみたいです。
私もこんな性格なのでよく話をしました。
息子たちは「お帰りなさい。」と何度も声をかけてもらっていたようです。
次男マサキは「それ何のベルト?」とライダーベルトについていろいろ話していたそうです。
今、思い出すのは彼の屈託の無い笑顔だけです。
冷静な家内をよそに、一人綺麗に塗ってもらった壁を見つめて涙をこらえる私がいました…。
命について昨日も今日も、これからも考え続けたいと思います…。
彼の事、我が家は絶対忘れません…。
合掌…。
みんなが幸せになりますように…。