命の授業。

先日横断歩道を渡っていた小学3年生の男の子がトラックの下敷きになって亡くなったというニュースがありました。
その子とご家族の事を思うと胸が締め付けられる私がいました。
人とは忘れる生き物…。
本日早番勤務を終え大雨の中を早々と気分良く帰宅した私…。
せっかくなので読書でも…と準備していた頃、にわかに外が騒がしくなりました。
けたたましいサイレン、1台、2台…。
初めは1階から外を眺めました。
気のせいか…。と2階に上がると赤いランプが回る光に気付きました。
窓に近づくと救急車の中が見えました。
必死に心肺蘇生をする救急隊員さんの動きがはっきりとそこに見えました。
パトカーは2台、救急車と渋滞の車、そして様子を見る多くの傘たち…。
不謹慎でしたが事故の様子を確認する為、大雨の中を私もそこ(女子駅伝を応援した付近)に向かいました。
骨が折れて飛ばされた傘が痛々しい現場でした。
それから約2時間、赤のランプが我が家のそばで回っていました。
大雨警報の放送が市役所のスピーカーから聞こえる中、多くの方々がそこで現場検証を続けていました。
手を合わせたくなる思いでした…。
家に戻り息子たちに質問しました。
「お前たちなら何が出来る?」
リョウタもマサキも?マークでした。
「自転車に乗る時には本当に車には注意する。雨の日は特に車に注意する。」
そう伝えると納得した様子でした。
そんなリョウタは無事中2の4月を迎えました。
実は彼に彼と同じ歳だった頃の私の作文を先日読ませました。
感想は特にコメントなし…。
多分何をどう言っていいのか分からなかったんだと思います。

中1の春休み、中2を前に命を絶った友人へ学級委員だった私が読んだ弔辞です。
一昨年お母さんに借りてコピーしました。
もうあれから22年…。
長男が中 2になる時、自分は何を想うのか…。そんな日々がありました。
その答えがついこの間に出たところです。
親御さんは本当に身も心ももがれる思いだったことでしょう。
「行って来ます!」「ただいま!」の息子たちの存在だけで父としては十分です。
何気ない日常の全てに感謝です…。
みんなが幸せになりますように…。