1983年オリンピア!

この時期、ボディビル大会を控えた選手たちは減量のラストスパートですね。
それに加え、ポージングの練習に力を入れている事と思います。
何の事か分からない方の為に解説しますが、一般に写真で見るディビルダーの血管走りまくり、
筋繊維走りまくりのバキバキの身体は、トレーニングに加え無駄な脂肪等を全て減量で削ぎ落とした姿であり、
試合が終われば殆ど皆、脂肪の付いた少しソフトな身体に戻ります。
そして、ニカッっと笑うイメージが先行してしまうポーズには基本ポーズと呼ばれる決まった形が存在します。
ボディビル大会では、ステージに並んだ選手皆が数種類のその基本ポーズを取る事となります。
筋肉の大きさやバランス、そして仕上がり等が比較されます。
決勝では決められた時間内で選手自ら選んだ歌や曲を使い自由にポーズします。
フィギアのフリー演技同様、フリー・ポーズと呼ばれています。
私はフリー・ポーズは自己表現の時間だと思っています。
自分の思いを曲に合わせた動きに込め、指先まで神経を意識して会場にどう伝えるか?が勝負です。
かつて紹介したかと思いますが、雑誌からお勧めの往年のプロビルダーの写真を転載します。
写真から、雰囲気は十分伝わると思います。
小柄でも超バランスの取れた身体、しかも抜群のポージングセンスで大型選手を破り続けた選手です。
その活躍からマジカルエジプシャンと呼ばれたマッカウェイ選手。

正に芸術という感じですね。

この雑誌の号は1983年のオリンピア特集号。
その後神話となったヘイニー選手が3位です。
このマッカウェイ選手の写真もエネルギーを感じます!

YOU TUBE で以下検索して頂ければ幸いです。
『Mohamed Makkawy - Mr Olympia 1983 』
で、この年の優勝はサミール・バヌー選手。

優勝者なのに残念と思うのがそんなポージングに癖がある事です。
さらにこの号、NPC(体重別の全米選手権)の当時の結果として、
ヘビー級に私の理想のボブ・パリス選手が優勝者?として出ていました。

今日はボディビル万歳!で終わります(苦笑)。